医療・バイオ消耗品の外観検査:精製カラムの12種類の欠陥と、試薬ストリップの有無・色
透明樹脂部品、メンブレン、ガスケット、試薬部を目視で1つずつ検査するのは遅く不安定です。500万画素カメラ・解像度約17 μmで、精製カラムの欠陥12種類中11種類を検出しました。

医療・バイオ用の消耗品は透明・半透明の樹脂部品が多く、メンブレンやガスケット、試薬部も付いています。欠陥は小さく種類も多いため、目視検査は時間がかかり、人や時間帯による判断のばらつきも大きくなります。
事例1:精製カラム
お客様が挙げた欠陥は12種類:原料の黒点、キャップの黒点、本体のキズ、キャップの割れ欠け、キャップの破断、多重リング、ガスケットのバリ・汚れ・欠け・異常、メンブレンなし、メンブレンリングの凹凸。500万画素カラーカメラ・解像度約16.7 μmで、大型リング照明と面発光照明を比較しました。
- 12種類中11種類を撮像・検出。本体のキズのみ、今回の条件では写らず
- 面発光照明は輪郭が鮮明だがテクスチャも鮮明なため、検査領域はテクスチャを避けて設定
- リング照明は光沢反射が出やすく、検査できない領域が増える
- キャップの黒点が最も小さく、解像度約20 μm以下で検出可能
事例2:試薬ストリップ
- 銀色パッドの有無:背景が見えるかで判定、3種類の照明いずれでも判別可能
- 試薬部の有無と色:色相で判別(色相値約27〜31)
- キズ:面発光・同軸照明で検出。解像度約12 μmで0.06 mmの欠陥を検出
- 検査領域に段差があるため、2か所でピントを合わせ2枚撮像が必要
自動化する価値
消耗品には見逃しゼロが求められ、トレーサビリティのため全数の検査画像の保存が必要になることも多くあります。自動検査なら一貫した基準で判定し、結果をロット番号とともに保存できます。

